能美の暮らし

【能美市の冬の暮らし・雪事情】実は、意外と雪は少ないです

石川県に興味があるけど、冬が心配、雪が心配、、、という方はいるのではないでしょうか。特に首都圏から石川県へ、能美市への移住を考えていらっしゃる方は、さまざまな情報が入り交じり、雪国への不安があるのではないでしょうか。今回は、能美市の冬のお天気や近年の降雪状況、冬の交通事情などについて紹介します。

みぞれが降ったり、晴れたり、日本海側の冬空は七変化


能美市は日本海に面する北陸地方にあり、日本海側の気候です。転勤で関東から来た人が驚くのが、太平洋側との天候の違いです。日本海側の冬の天気は、みぞれのような雪が降ったかと思えば、突如晴れ間が出てきて、空に虹がかかるといったように、短期間に天気が七変化することがあります。冬に雷が発生することもあり、石川県の冬空は変化に富み、天気が変わりやすいです。

冬は雨や雪が降ることもあり、11月~2月は晴れる日が少ないです。石川県に移住した方から「冬に洗濯が乾きにくい」や「湿気が多い」とのお声を聞くことがあります。北陸は湿気が多く、太平洋側のように空気の乾燥に困ることはありません。むしろ、除湿機が活躍します。

また、北陸では冬は洗濯ものを室内干しすることが多いです。そこで、日が当たる窓際に「サンルーム」という洗濯物を干す専用スペースがある住宅もあり、北陸の家の特徴といえましょう。

日が当たる「サンルーム」

積雪は減少傾向、10センチ以上の積雪は年間数日


気象庁が発表する石川県(金沢)の天候データを見ると、能美市では11月下旬から12月頃に降雪があります。1月から2月が降雪ピークです。とはいえ、データからもわかるように、近年は暖冬傾向にあり、積雪は減少しています。平地で10センチ以上の積雪日数は、年間数日程度です。
参考=金沢(石川県) 平年値(年・月ごとの値) 詳細(雪)

北陸の雪は、水分を多く含くんだ重たい雪です。気温が氷点下まで下がる日は多くなく、さらっと舞うパウダースノーというより、“べちゃっ”とした雪です。そのため、数センチの積雪なら、日が当たる場所であれば、その日のうちに消えてしまうことが多いです。平地で氷が張ったり、路面がツルツルのアイスバーンになることは少ないです。

とはいえ、気温がどんどん下がり、しんしんと雪が降り続く日が重なれば、いわゆる「ドカ雪」になることもあります。記憶に新しいのが、2018年のニュースで報じられた北陸豪雪です。ただし、あのような大雪は数年に一度起こるかどうか。地元に暮らす人にとっても、まさに非常事態です。

雪は自然現象なので、大雪がないとは言えません。しかし、降雪に限らず、近年の環境変動を考えれば、異常気象は特定の地域だけの問題ではなく、どの県でも起こりうるものになっています。一方で、気象予測の技術が進歩し、情報も早く、正確に届くようになっています。大雪についても、事前に状況を把握し、備えることができる時代になっていると言えるでしょう。

積雪時の交通も大丈夫!除雪も設備も万全、冬の移動を支える


積雪のない地域から能美市へ移住された方が、心配するのは雪道の運転です。北陸、能美市には、冬の移動を支えるための対策がしっかりと根付いています。

その一つが、道路の中央から水が噴き出し、雪を溶かす「融雪装置」です。

融雪装置

雪が降り始めると自動的に水が出て、路面の雪を溶かしていくため、雪が積もりにくく、車がスリップする心配も大きく軽減されます。能美市にも、この装置が設置された道路があり、冬の移動を支えています。

さらに能美市では、積雪が5センチに達すると、幹線道路や総合病院へと続く主要道路に除雪車が出動します。その他の道路は、10センチの積雪を目安に除雪が行われます。除雪作業は主に深夜に行われ、翌朝の通勤・通学の時間帯までには作業が完了。市民の生活に影響が出ないように、除雪の対応が整っています。

除雪車

通勤・通学の大切な足であるバスや電車も同様です。車両や設備などに万全な雪対策が施されており、運休になることはごく稀です。

このように能美市には、雪と共に暮らすための工夫が、日常の中にしっかりと根付いています。加えて近年は、平地での積雪は比較的少なく、一面が真っ白になる日は年間数日程度です。氷が張るような厳しい冷え込みの日も多くはないため、過度に雪を心配する必要ないと言えるでしょう。