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にんぎょうげきやさん
Vol5 鳥毛ファミリー 子育て移住を検討している方必見!石川県能美市で〈のびゞ〉子育てされているご家族をインタビュー形式でご紹介します。 今回ご紹介するのは、4児の子どもを育てる鳥毛さん。新潟県出身で、進学を機に東京へ。石川県出身の夫と出会い、結婚後に石川県金沢市へIターン移住。その後、家を建てるため県内各地を探したところ、暮らす環境としての良さが決め手となり、石川県能美市に移住しました。 現在は、個人活動として始めた『にんぎょうやさん』として、主に加賀エリアで人形劇や影絵の公演・ワークショップを行っています。鳥毛さんに、石川県能美市での〈のびゞ〉暮らしをインタビューしました。 (2023年8月インタビュー)
暮らしを重視して
石川県能美市で
家を建てました
Q.鳥毛さん本日はよろしくお願い致します。まずは自己紹介をお願いします。
鳥毛さん)
出身は新潟県ですが、進学を機に東京で暮らしていました。夫が石川県出身だったので石川県金沢市にIターン移住し、2008年頃に、家を建てるために石川県能美市に移住しました。
現在は4人の子どもを育てながら、人形劇・影絵の公演やワークショップを展開する『にんぎょうげきやさん』として活動しています。
Q.東京ではどんな仕事をしていました?
鳥毛さん)
新卒で『公益財団法人 劇団すぎのこ』に在籍していました。当時は人の役に立つようなことがしたいと考え、NPO・NGOとか、財団法人で働きたいと思っていました。想定外だったのが、営業を希望していたところ、演者として人形劇をする側になったこと。人形劇の経験がない中で、3年間で全国を巡回し、毎年400ステージをこなしました。
その後、舞台演出をメインとする会社に転職。そして、石川県金沢市に移住してからは人形劇団『ステージアウラ』に所属しました。当初の想定とは異なりましたが、結果的に人形劇や影絵などの舞台ごとに関わってきました。
コラム:『公益財団法人 劇団すぎのこ』とは? 1964年に設立、山間・島嶼・僻地・小規模施設の子どもたちにもナマの舞台のぬくもりを届けようと、全国人形劇巡回公演を続けている劇団。 参考:公益財団法人すぎのこ芸術文化振興会HP「劇団概要」
Q.なぜ石川県能美市で家を建てたんですか?
鳥毛さん)
建てたあとの長い人生を考えたときに、子育てや暮らしの観点から、石川県能美市がいいなって。たとえば、杉ではなく雑木林が多かったり、開放的な風景だったりと、住環境がいいなと思ったんです。夫は金沢市で働いていましたので通勤が遠くなると悩みましたが、最終的に石川県能美市にしようってなりました。
実際に住み始めて驚いたのが、朝起きると、小鳥のさえずりがよく聞こえてきたんです。石川県能美市にしてよかったなと、改めて感じた瞬間でした。
Q.鳥毛さんはどんな時に、石川県能美市で〈のびゞ〉を感じますか?
鳥毛さん)
う~ん、小鳥のさえずりを聴きながら朝焼けの空を見て散歩をするときかなぁ。わたしは普段朝に散歩をしているんですが、本当にきれいな朝焼けがみえるんです。そのひとときに〈のびゞ〉を感じますね。
人形劇・影絵で
ワクワクを刺激する
体験を届ける
Q.なぜ、『にんぎょうげきやさん』を始めたのですか?
鳥毛さん)
1つは子育てが始まり、より近場で活動したいと感じていました。ちょうど新居がサロンとして使える空間だったので、有効活用したいとも思っていたんです。もう1つは、自分のやりたいスタイルで人形劇をやってみたかったのもあります。
Q具体的に、どんなスタイルですか?
鳥毛さん)
求められているものを届ける、を軸にしています。お客様の意向はもちろんのこと、対象者によってスタイルを変えたり、会場や季節に合わせたプログラムを考えたり、その時その場にマッチする作品を届けたいと思っています。
劇団では実現しにくいことですが、わたし1人であれば、自由にカスタマイズしてプログラムできる。そんなことがやりたくて『にんぎょうげきやさん』を始めてみました。かれこれ制作した人形だけでも、100を超えています。芸術家ではなく、これからも『にんぎょうげきやさん』でありたいですね。
Q.100も!毎回プログラムを考えるのは大変ですね・・・。
鳥毛さん)
そうですね、ただ過去のストックがありますので、すべてが新しいわけではありません。また、人形制作にも2~3カ月かかるものもあれば、2~3日で終わるものもあります。作品をつくるにあたり、日常の面白いと感じた場面や、気づきがある瞬間からインスピレーションを受けることもあります。
おかげさまで0歳~大人まで、たくさんの層に向けて公演やワークショップをご依頼いただけています。劇団ではたいてい子ども向けになりがちですが、大人の方にも是非見ていただきたいんです。今後も大人向けの人形劇や影絵を展開したいです。
Q.ずばり、人形劇・影絵の魅力は?
鳥毛さん)
3つあると思っていまして、1つ目は、シンプルに想いが伝わることです。モノである分、余計なバックグラウンドがなく、かえってメッセージがシンプルに伝わります。
2つ目は、手動で人形劇や影絵を動かしているアナログ性です。映像でみれるものって、どのように動いているかがわからないですよね。一方で、人形劇や影絵をみる子ども達は「手で動かしている!」とか「こうやって動かしている!」って具合に、好奇心が刺激され、主体的に作品を観てくれます。
3つ目は、身近なものから無限の世界が創れることです。紙とか影は身近なものだけど、工夫次第によって無限の可能性が生まれるんです。また慣れ親しんでいるからこそ、近い距離感で作品を触れることができます。
人形劇と影絵はいっけん別物にみえますが、共通する良さがあるんです。
適度に自然豊かで
便利さもあります
Q.子育てに話題をフォーカスします。普段どこで子どもと遊んでいますか?
鳥毛さん)
能美市内にある『七つ滝』はおすすめですよ。こんなに近いところに滝があって、また浅瀬なので川遊びもできます。石川県能美市のいいところは、身近に自然環境を楽しめる空間があることだと思います。あと、『こくぞう里山公園』もいいかも。ザリガニ釣りをして遊んだりもできます。
Q.石川県能美市のいいところは?
鳥毛さん)
適度に自然の中で暮らせて、適度に便利なところですね。普段は山並みが見えるところで住んでいますが、車で5分ほどでスーパーや温泉などにも行けます。とにかく、ちょうどいいんです。
またご近所のドイツパンのお店『ブロートルーフビオベッカライ』さんはオススメ。とてもおいしい自然製粉オーガニックのドイツパンが、リーズナブルに買えます。近くにお店ができて本当に嬉しいですね。
Q.能美市をより良くするには、どうしたらいいですか?
鳥毛さん)
子どもが大きくなるにつれて思うのが、より公共交通機関が便利だと助かりますね。高校生になると通うところによっては、親御さんが駅まで送迎するなどのサポートが必要になります。
Q.子育て支援はいかがですか?
鳥毛さん)
「子育て支援短期利用事業」を利用したことがありますが、ありがたかったですね。事前に登録が必要だったり、受入前の備品準備等だったりと少し煩雑なところもありますが、事情あって家庭で養育できないときに重宝しますよ。
能美で〈のびゞ〉暮らし Point! 「子育て支援短期利用事業(ショートステイ)」 児童の保護者が社会的事由により、一時的に家庭で養育できない場合に、一定期間の養育・保護をする事業。原則7日間以内で、1日あたり2,750円~5,350円(非課税、生活保護世帯は別)。
住環境の良さなら
石川県能美市へ!
Q.子育て移住を考えている方に、ひとことお願いします!
鳥毛さん)
私自身も気に入っていますが、石川県能美市の住環境は本当にオススメです。広々とした田んぼ風景や朝焼け・夕焼けの景色、山々に囲まれながらも、一方でスーパー・コンビニや温泉なども身近にあるため便利でもあります。車さえあれば、不便さを感じません。
ぜひ、一度石川県能美市に来てみてください。わたしの公演やワークショップにも遊びに来てくださいね。お待ちしています。
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