地域の住みやすいに
これからも応え続ける
株式会社北陸園芸 代表取締役社長 村本 宏斗(Muramoto Hiroto) 2023年で設立から30年を迎える『北陸園芸』。現代表の村本さん、21歳で先代から代表を引き継ぎ、地域のニーズに応えてきました。2022年には新規事業として『アドベンチャー・ガーデン能美』を展開するなど、日々挑戦を続けています。 本インタビューでは、これまでの歩み、アウトドア事業に着手した理由、また地域に対する想いをお聞きしました。地域貢献に興味ある方、挑戦する職場が好きな方、また植物・庭造り、アウトドア事業を希望する方は必見です。 (2023年6月インタビュー)
石川県能美市の
方々に応えてきた
ガーデンセンター
村本社長:創業は1981年、その後1993年に北陸園芸を設立しました。先代である父が病気で倒れ、急遽代表を継ぐことになりました。当時21歳で不安はありつつも、小さい頃からなんとなく継ぐものだと意識していたし、なにより従業員をどうにかしなければと躍起になりましたね。
元々はグリーンレンタル業からスタートしています。主に百貨店・飲食店・病院等に観葉植物等をリースいただき、メンテナンスを生業としていました。当時、観葉植物を一般向けに販売しているところは少なかったため、一般消費者やテナントは業者からレンタルすることが多かったと聞いています。
次第に花き類の販売、植樹等の卸し、庭造りと展開していきまして、派生するようにブライダルにも分野が広がりました。目の前のお客様のニーズに対応するなかで、気づくと事業が拡大していったイメージです。
コラム:花き産業とは? 主として花きを栽培し、出荷する事業所。花きとは、切り花、切り葉、切り枝、球根、鉢物、花き苗、芝、植木など美観の創出ないし維持又は緑化などに供する目的で栽培されている植物をいう。 引用:e-Stat日本標準産業分『花き作農業』
会社をリニューアルし、この10年程はBtoCを強化するために新規ブランド『Draw Garden(フラワーショップ)』を立ち上げました。石川県能美市から始まり、金沢市にも店舗をかまえています。
当社の中心事業は庭造り、造園屋への卸売、フラワーショップでの一般販売です。とりわけ売上ベースが大きいのは庭造り。ここ近年はペット需要の増加から、ペットが居心地良いガーデニングを提案することも増えていますね。
そして、新規事業として2022年10月に石川県初の自然共生型アスレチック施設『アドベンチャーガーデン能美』をスタートしました。有難いことにご盛況いただけております。これまで地域のニーズに応えるなかで発展して来た会社です。これからも「地元から必要とされる会社であり続ける」ことを目指していきます。
自然共生型
アスレチック施設に
なぜ挑戦したのか?
やはり、ふるさと石川県能美市に対して貢献したいし、何より地域から求められ続けたい。自然共生型アスレチック施設『アドベンチャーガーデン能美』を作ろうと思った理由もそこにあります。
大前提として、私自身がいち消費者として「こんな施設があったらいいな」と考えていたことが根底にあります。わたしは2人の子どもがいますが、石川県内で自然の中でダイナミックに遊べる環境が少ないんですよ。そのため、県外のアスレチック施設へよく出かけていました。なので、石川県にもあるといいなと思い、企画してみました。
もう1つ、いち事業者として能美市内の公園等を管理していますが、もっと魅力ある公園を自らで作りたいとの想いもありました。普段から私自身が能美市民として、そして地域に根差す事業者として存在してきたことで、地域のニーズに気づけたんです。
『アドベンチャーガーデン能美』のフィールドである虚空蔵山は低山で、能美の里山ファン俱楽部さんが山道の整備をしてくださっているので、気軽に登山を楽しんでいただくのに適しています。石川県能美市に貢献したい我が社の想いと、地域の地権者や周りの方のご支援が後押しとなり、県内初の本格的な自然共生型アスレチック施設をつくることに挑戦しました。
里山の魅力を
コンテンツとして
届け続けていく
コロナ禍やウッドショックの影響を受けながら、なんとかカタチにできました。スタート前に集客・広報には力を入れており、例えばクラウドファンディングを活用したり、SNS・WEBを早期から整備したりと、事業をつくるプロセスを発信していました。
顧客層としては近隣の方々が多く、県外からも15%ほどお越しいただいています。客観的な評価としてレビューをみると、高い評価をいただけております。有難いことにポータルサイト『いこーよ石川県の屋外週間ランキング』では上位にランクインし続けています。
今後の課題は、いかにリピートを増やすか。今後の展望に繋がるはなしですが、この『アドベンチャーガーデン能美』を拠点に、能美市の魅力を伝えるコンテンツづくりをしてリピーターをつくりたいです。
このあたりはトレッキングやBBQ、キャンプ、ヘラブナ釣りなど楽しめる環境があります。良い資源も伝わらないと意味がないため、コンテンツとして届けていきます。
植物・庭造りのガーデンセンター事業も、アウトドア事業も、ひろくは人びとのライフスタイルを彩る仕事です。当社が存在することで、さらなる石川県能美市の魅力を伝えていけるようにすることが、私たちの目指すべき方向です。
地域に応える働き方を
希望する移住者募集。
地域のニーズに応え続けるために、スタッフに心掛けてほしいことが2つあります。1つはサービス精神、もう1つは技術です。この両面があってはじめて、ニーズに応えることができます。サービスに付加価値をつけるには、スタッフそれぞれの成長が鍵になります。当社で働きたい方には、そのことを常に意識してほしいですね。
当社には比較的若いスタッフが多いです。私たちの事業は目に見えやすいので、やりがいを感じやすい仕事です。また、業界内ではチャレンジしている自負もありますので、その姿勢を見ていただき、若い方が入社しているように思えます。
移住希望者には、ぜひとも石川県能美市をおススメしたい。遊ぶところも豊富だし、住んでみると不便なく生活できます。移住して当社で働いてみたい方は、ぜひご見学にお越しください。
事業所 | 株式会社北陸園芸 |
所在地 | 石川県能美市徳久町84番地2 |
募集求人 | ①エクステリア・ガーデンプランナー兼営業 ②工事スタッフ(造園・外構) |
備考 | 求人についてはお問い合わせからご確認ください |
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「ガーデンセンターが、なぜ自然共生型アスレチック施設を?住みやすい石川県能美市を目指す社長とメンバーの挑戦。/北陸園芸」への 1 件のコメント
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