人気イラストレーター「うのきさん」が移住ヒストリーを語る!クリエイティブを生む環境として、石川県能美市を選んだ理由は?

クリエイター・うのき2.0へ!
新天地での刺激から
創造を加速させる

Iターン移住者
うのきさん


ユーモアあふれるイラストやアニメーションを手掛ける人気イラストレーター『うのきさん』。家族3人の心地よい住環境を目指し、また自らのクリエイト活動を活性化すべく、2024年6月に石川県能美市に移住しました。


本インタビューでは、うのきさんの経歴、移住を考えるに至った理由、そして石川県能美市に移住した経緯をお伺いしました。石川県能美市に移住を検討している方や、クリエイターの方はぜひご覧ください。
(2024年7月インタビュー)

人気クリエイターが
石川県能美市へ移住!

うのきさん:
福井県で生まれ育ち、専門学校の進学を機に大阪に出ました。20年の大阪生活で紆余曲折あり、32歳の時に「イラストハウスうのき」として独立しています。

現在は本の挿し絵やマンガ、企業様のWeb CMなどを手掛けています。北陸方面のお仕事では2023年に、北國銀行さんの『北國Visaデビットカード』のコラボCMを制作させていただきました。

引用:北國銀行「北國Visaデビッドカード(30秒動画)

今後のお仕事と家族のことを考えるうちに、移住に興味を持ちはじめましたね。そしてよいご縁があり、2024年6月に石川県能美市に移住しました。自然との距離が近く、過度な便利さがない環境に刺激を感じています。移住生活、最っ高ですね!


▼うのきさんのSNS紹介!
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後悔は、もうしない。
自己対話を経て
イラストの世界へ

うのきさん:
やりたいことに蓋をしながら、後悔を抱えたまま生きるんが嫌なんですよね。ワクワクや冒険心を大切にしながら日々生きていたいと思っています。原点はおそらく高校生のときですね。

当時なんとなくの理由で高校の進学先を決めちゃいましたからね。そしたら学校の雰囲気が合わず、とにかく毎日がつまらなかった。退屈な3年間で、授業中にラクガキを描くことが唯一の楽しみでした。いま振り返ってみれば、ぼくの絵を友達が面白がってくれたことが、絵を好きになるきっかけになっています。

進路選択での後悔を繰り返さないためにも、高校卒業後は自分の好きなことをやろうと思い、大阪のデザインの専門学校へ進学しました。

過去を振り返る、うのきさん

大阪の暮らしは楽しかったですね!絵の勉強はほとんどしなかったけど、そこで出会った人の存在が財産となっています。個性豊かな仲間、尊敬できる先生、とくに当時出会った作家さんからはたくさんの刺激を頂きました。

卒業後はしばらく印刷会社に勤めていました。絵から遠のきはじめていた頃、ある日専門学校の先輩が絵で爆売れしているのを知って焦りましたね。バクバクバクと、一瞬で動悸が激しくなりました。悔しさがこみ上げたと同時に「ぼくは絵を描きたいんだ!」と再認識したんです。

絵で成功できるかはわからないけど、いまここでやりたいことに蓋をしたら絶対に後悔すると思いました。先のことなんて分かんない、だったらとりあえずやるだけやろうと思い、イラストの道へ進みました。


クリエイター人生の
第2章としての「移住」

うのきさん:
30歳手前、コネがないまま独立。当時はとにかく絵を描きながら、出版社に持ち込み営業をしていました。SNSが追い風となり、色んな方や企業様に知っていただけて、いまでは絵だけで食べていけるようになりました。


しかし、ここ最近は新たな悩みを抱えるようになりました。ある程度仕事をこなせるようになり、どこか物足りなさを感じていたんです。技術が上がるにつれて、内から湧く、心がふるえる表現が出来ていなんじゃないか。“感覚力”が失われていたような感じですかね。

SNSをフル活用したり、都市部で暮らしたりと、無意識に情報が入ってくる環境にも違和感がありました。心の余白が無くなるような感覚です。自らのクリエイティブ活動において、心の余白がないと新しい感覚が芽生えないじゃないかと思うようになったんです。

ここは思い切ってガラッと「環境を変えよう!」と決めて、移住を考えはじめました。不便さを生活に取り入れる、いやむしろ“不便を楽しむ”ことでクリエイティブ活動が活性化するはず。また家族との暮らしを考えても、自然溢れる場所で暮らすことで子どもがのびのび育つんじゃないかと思ったんですよね。

なぜ能美市に移住?
人のご縁と直感です。

うのきさん:
移住したいと色んな方に話していたら、以前お世話になった株式会社BASICSの社長さんから石川県の移住コーディネーターさんを紹介していただきました。そこで早速、現地の移住体験プログラムに参加してみました。

移住体験プログラムの途中に、青空自主保育『おひさまぼっこ』さんの活動を見学しました。親子でツリーハウスをDIYする姿をみて「この感じ、何かいいなあ!」とポケーと眺めていたら、でっかい虫を持った子どもたちが「これ見て!!」とぼくに見せてくれたんです。

「ココだ!!!」って思いましたね。ウチの子は小さい虫も怖がって触れなかったので、ここに住んだらたくましくなるぞ~と確信しました。

移住体験プログラムの一場面
地域交流から、移住を確信

移住体験後に土地値を調べてみたら、意外と安い!石川県能美市なら平屋を建てることも夢ではないと思い、移住後の目標も定まりました。

自然が豊かで過度な便利さがないのが、クリエイターにとって理想的な環境です。たまたま訪れた石川県能美市でしたが、自らの挑戦の場としても、家族の暮らしの場としても、ピッタリな場所でしたね。


新天地で人と交流し
クリエイトを磨く

うのきさん:
積極的に地域に出向き、人と絡みながらぼくの存在をアピールしていきたいです。人が好きなので色々な職種の方々と繋がり、この町でしかできないことをやりたいですね。最近は耕作放棄地で田んぼ活動をするグループに参加したり、移住者同士の交流会に参加したりと移住生活を楽しんでいますよ。

移住者交流会の様子

SNSでは既に発信していますが、今後は石川県能美市の暮らしをマンガにしてどこかで連載したいですね。ぼくは絵で分かりやすく説明することが強みですので、ぼくなりのかたちで地域の役に立ちたいです。また、ぼくみたいに絵を描くクリエイターをどんどん地域に呼んでみたいなとも思います。

クリエイティブ活動をする人ほど、地方移住は向いていると思います。緑も川も海もなんでもあるので、感性が研ぎ澄まされます。環境を変えるためにも、感覚力を磨くためにも、地方移住はオススメです。ぜひ一度ご検討ください。

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