現役ママが運営する自主保育とは?石川県能美市への子育て移住をグループで応援します。

子育てが楽しい!
と親子で気づける
ありのままの場

海辺で帽子を被った女性が笑っている
Vol.3 橋場ファミリー
子育て移住を検討している方必見!石川県能美市で〈のびゞ〉子育てされているご家族を、インタビュー形式でご紹介します。

今回ご紹介するのは、2児(9歳、7歳)の子どもを育てる橋場さん。橋場さんは大学卒業後に石川県金沢市で幼稚園教諭に。結婚を機に石川県能美市に移住してから保育園勤務を経て、現在は『おひさまぼっこ(※1)』のリーダーとして活動しています。2023年より自主保育に加え、親子と共に保育者が一緒に共同保育を取り入れています。

橋場さんに、石川県能美市での〈のびゞ〉暮らしをインタビューしました。
(2023年5月10日インタビュー)

(※1)共同保育はいしかわ自然学校インストラクターや保育士など、資格所有者が保育者として現場に立っています。

子育てと両立し
自主保育を運営中

Q.橋場さん本日はよろしくお願い致します。まずは自己紹介をお願いします。

橋場さん)
石川県能美市で子育てをしながら、2019年4月に立ち上げた青空自主保育『おひさまぼっこ』の代表を務めています。おひさまぼっことは、石川県能美市・金沢市・小松市の里山里海をメインフィールドに、「~子どもを真ん中に、人と自然と繋がろう~」をテーマの下で活動しているグループです。


心の根っこ育てられるように、親子の共育ちの場や、母同士のつながりの場を創出しています。具体的には、週1~3回の自主保育『おひさまぼっこ(0~6歳の親子向け)』を基本活動としながら、月1回の自然体験プログラム『ちびぼっこ探検隊(0~6歳の親子向け)』を実施しています。また、2022年からは月1回のオルタナティブスクールを始めました(親子参加可)。

砂浜に大人4人と子供1にが歩いている
活動の様子:磯遊び
雪の日にゆきあそびをする
活動の様子:雪遊び
能美で〈のびゞ〉暮らし Point!
「自主保育とは?」

自然の中で未就学児を遊ばせたい保護者が集まり、交代で見守りながら子育てする取り組み。地域やグループによって活動内容や特徴は異なる。

参考:保育パートナーズ『自主保育ってなに?



Q.生まれ育ちは石川県ですか?

橋場さん)
両親は石川県出身ですが、わたしは滋賀県で幼少期を過ごしています。小学校高学年のときに石川県金沢市に移住して、大学進学で県外に出ましたが、就職のタイミングで戻ってきました。民間の幼稚園に勤めた後、結婚を機に石川県能美市に移住しています。


Q.橋場さんはどんな時に、石川県能美市で〈のびゞ〉を感じますか?

橋場さん)
う~ん、やっぱり『おひさまぼっこ』の活動をしている時かな(笑)

この活動をきっかけに、たくさんのご縁をいただき、そして地域とも繋がることができました。困った際にはたくさんサポートいただきましたので、これからはわたしたちが地域に恩返しをしたいです。そして『おひさまぼっこ』を基点に、地域が繋がるような活動を展開していきたいです。

帽子を被った女性が海にいる

自然体験のこだわりと
天職との出会い

Q.自然体験の原点は?

橋場さん)
滋賀県の自然いっぱいな環境で育ったのが、わたしの原体験です。そこは子育て世帯が集まるニュータウンで、すぐ後ろには裏山がありました。琵琶湖を一望できる場所で、近所の友達と秘密基地を作ってはおやつを食べていました。仲間と共に自然豊かな環境で育った記憶が、いまでも鮮明に残っています。

もう1つ大きな体験だったのが、金沢市内の小学校に転校し、金森先生と出会ったことです。金森先生は『いのちの授業』をひらき、障害者や病気を抱えた方からお話を聴く機会を作ってくれました。また、海・山で自然体験を企画してくれて、刺激たっぷりの環境でした。「こんな体験が幼少期にもあったらいいな!」と思いましたね。

能美で〈のびゞ〉暮らし Point!
「金森先生とは?」

本名は金森俊郎。『いのちの授業』と題し、人と自然に直に触れ合う取り組みを実践。NHKスペシャル「涙と笑いのハッピークラス 四年一組命の授業」が2003年第三十回日本賞グランプリなど、全国で名が知れたスーパー教師。

参考:講演依頼.COM『金森俊郎



Q.幼稚園教諭・保育士をめざしたきっかけは?

橋場さん)
中学生の頃に職場体験があり、保育園に訪ねたときに、4歳の子どもと出会ったのがきっかけです。お昼ごはんのときに何気なく箸の持ち方を教えてみたら、ご飯を食べることを忘れて、ずーっと箸の持ち方を練習していたんです。その姿を保育士の先生は止めず、だまってその子を見守っていました。

あの光景をみて「子どもってすごい。子どもの成長を見守る仕事ってなんてステキなんだろう。」って思いました。ゆくゆくは「この世界に生まれてよかった。世界に歓迎されているんだ!」と思ってもらえるような幼稚園教諭・保育士になりたいと、決心しました。

マスクをした女性が話している

石川県能美市を
子育てが楽しい町へ!

Q.自主保育を始めた経緯を教えてください。

橋場さん)
最初は金沢市私立幼稚園で勤めました。園自体がこどもに対して熱心で、保育・発達の知識等の基礎は、ここで鍛えられました。結婚を機に、今度は公立保育園で勤めました。育休期間も合わせて約6年間在籍しましたが、葛藤の日々でもありました・・・。


Q.どんな葛藤ですか?

橋場さん)
いくつか葛藤はありましたが、1番は我が子への子育ての時間がなくなることでした。

もう1つの葛藤は、心が動くような体験ができているだろうか、子どもの本質を育てられているだろうか、ということ。育休中は思いっきり子育てを楽しみたいと思い、県内の「森のようちえん」を探したところ自主保育グループに出会いました。


Q.具体的には、どんなところに惹かれましたか?

橋場さん)
流しそうめん体験の際に、竹から切り出して小雨でも決行する様子や、お椀がなければ竹を器にする様子。その光景に衝撃を受けたことを覚えています。自然の中に身を置き、命と対話し、本能的に森の抱かれている感じがとても惹かれました。それから色んな経緯があり、『おひさまぼっこ』を立ち上げることになりました。


Q.自然の中で育つよさは?

橋場さん)
自由で創造的な挑戦ができる、その中で失敗と成功を繰り返しながら自己肯定感が育まれる点です。どっぷり自然で遊ぶ体験が、環境教育のベースにもなります。

子ども達が生き物や自然に向き合いながら、心身ともに発達する姿を何度も見てきました。豊かな自然のなかと、温かい人間関係の中で、子ども達は確実に育まれています。


Q.立ち上げ後、苦労はありましたか?

橋場さん)
子育てとの両立は大変でした。幸いにも、自分の子どもから応援してもらえたことは本当にパワーになった。あと、自然体験時のリスク管理のために『いしかわ自然学校』にも通っていましたので、その時は本当にバタバタでしたね。

そのおかげで、いしかわ自然学校インストラクター仲間のつながりを頂き、年間20園以上の幼児期の自然体験現場を踏むことができました。自主事業含め年間100回以上の野外保育・自然体験活動を5年程実施した経験から、当団体の安全管理マニュアル作成しました。

結果として、団体全体で安全に自主保育ができる体制を調えることができましたね。


Q.今後の目標はありますか?

橋場さん)
市内の公教育と連携したいと考えています。子ども達は地域で育ちますので、やっぱり地域単位でのアプローチが必須だと思います。地域全体が園舎のような、地域で子どもを包みこむような雰囲気にしたいです。いずれは石川県能美市が「子育てが楽しい町」になってほしいですね。

畑に女性が3人いる
能美市のサポートの下、活動中
女性二人が話している
活動を支える仲間も増えました

石川県能美市には
恵まれた自然が
すぐそこにある

Q.子育てに話題をフォーカスします。普段どこで子どもと遊んでいますか?

橋場さん)
子どもが0~2歳までは『和田山・末寺山史跡公園』はよく行きました!あそこは穴場ですよ。また家から『加賀舞子海浜公園』が近いので、おにぎりを作ってから、海で朝ごはんを食べることもあります。サンセットを見ながら磯遊びも最高。その他では『七ツ滝』や『国造地区』にもよく遊びに行きます。

雲と夕陽
サンセットが美しいビーチ


Q.石川県能美市のいいところは?

橋場さん)
自然環境の豊さ、そしてアクセスしやすいところですね。海から山まで30分で行けます。こんなに恵まれたところはないと思いますね。あとはボランティア団体が活発で、団体間の横のつながりが魅力の1つです。


Q.能美市をより良くするには、どうしたらいいですか?

橋場さん)
地域全体でどんな子どもを育てたいか、そのビジョンを共有することかなぁ。恵まれた自然資源をもっと活用し、地域全体で人を育てるような場にしたいと思います。


Q.子育て支援はいかがですか?

橋場さん)
こどもの医療費が無料のところは助かりますね!あと、プラネタリウムが併設している図書館がある『根上学習センター』も素敵です。

能美で〈のびゞ〉暮らし Point!
「乳幼児・児童医療費助成制度」

0~18歳までの乳幼児・児童にかかった医療費の、医療保険一部負担金相当額を助成。
能美で〈のびゞ〉暮らし Point!
「根上学習センター」

1995年に能美市大成町に落下したいん石を記念して設立。宇宙資料の展示やプラネタリウム鑑賞、また月1回星空教室・観察会も実施。また図書館が隣接されている。

子育て移住する前に
まずは体験に!

Q.子育て移住を考えている方に、ひとことお願いします!

橋場さん)
『おひさまぼっこ(共同保育)』や『ちびぼっこ探検隊♪(自然体験)』は、移住希望者も体験していただけます(0~6歳の親子向け)。はじめての方は『ちびぼっこ探検隊♪』がおすすめです。自然いっぱいの環境で子育てしたい方は、ぜひご参加ください(※2)。

先日、参加者のあるお母さんが「この活動と出会ったから、はじめて子育てが楽しいって思えるようになった。」と涙ぐみながら語ってくれました。子ども達のためでもありますが、保育者にとってもありのままでいられる場所です。ぜひ一度お越しください。

(※2)『おひさまぼっこ(共同保育)』は、保育スタッフが一緒に活動しますので、はじめての方も大歓迎です。自主保育・共同保育のコミュニティに参加したい方向けで、子ども達と作り上げる自由プログラムとなっています(体験1,000円、1回のみで保険なし。2回目以降は、保険に加入していただき、会にも所属したうえでご参加ください)。

Check!おひさまぼっこ関連SNS

FB:青空自主保育おひさまぼっこ
IG:橋場さんアカウント
イベント情報や日々の活動は、こちらから確認ください。

石川県能美市で〈のびゞ〉暮らし体験をしてみませんか?無料で1週間まで利用できる『能美暮らしの家』で移住体験できます。

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